
2016年8月20日、リオオリンピック陸上男子50キロ競歩で日本代表の荒井広宙(あらい ひろおき)選手(年齢28歳)が銅メダルを獲得しました。
新井選手の3位決定までには判定が二転三転するハプニングに見舞われています。
内容は「進路妨害があったかどうか?」
カナダ代表選手との間に起こったハプニングについて気になるところを調べてみました。
判定の経緯
新井選手とカナダ代表のエバン・ダンフィー選手との間に問題が発生したのは48キロ付近。
前方を歩くエバン選手を新井選手が左後方から追い抜こうとした際に体同士が接触。
2人はバランスを崩しましたが新井選手が先行する形でレースは続行。
接触から数歩進んだ後、ダンフィー選手がふらつきペースダウン。
そのまま新井選手は第3位でフィニッシュを迎えましたが、カナダチームの抗議により新井選手は失格。
これに対し、日本陸連も抗議。
協議の結果、新井選手側の抗議が受け入れられ失格は取り消しとなり、晴れて第3位で銅メダル獲得となりました。
進路妨害はどっち?
詳細を画像で見てみるましょう。
【接触する直前のシーン】
ダンフィー選手の足の向きを見てみると、明らかに新井選手側に寄ってきていることがわかります。
ここに来るまででダンフィー選手はかなりバテていたようで、単独で歩いている時からふらつきが見られました。
【接触直後のシーン】
接触した直後、新井選手が仰け反っていることがわかります。
ダンフィー選手はややバランスを崩しています。
上半身が左に寄っていることもわかります。
通常、ぶつかっていった場合仰け反る姿勢にはなりません。
体重を乗せているからです。
この画像を見る限り、重心が安定しているのはダンフィー選手の方になります。
進路妨害の判定は?
当初、カナダチームの抗議で新井選手がぶつかっていったように捉えられ失格の判定を受けましたが、画像のような状況から新井選手の接触は「不可抗力」であったとして判定は覆っています。
この結果、ダンフィー選手がこの後失速したことについて新井選手の責任はないという結論に至っています。
競技動画はこちら(1分40秒以降)
まとめ
今回は、リオオリンピック陸上男子50キロ競歩で起きた接触による失格問題について調べました。
50キロ競歩は歩いているとはいえ、マラソン以上にルールが細かく気を遣う競技です。
目に見える以上に肉体的・精神的疲労は蓄積されます。
ダンフィー選手の斜行に近い動きも疲労によるふらつきが大きかったのでしょう。
無事、銅メダルを獲得できた新井選手の頑張りと、それを支える監督以下サポートの方々との連携を称えたいと思います。



















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