【アクティブラーニング】で脱ゆとり?失敗例も研究済み?やる気がなければ一緒と批判殺到!

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文部科学省が「脱ゆとり」宣言をしました。

「いまさら!?」という声も聞こえてきそうですが、ようやく重い腰を上げる決心をしたそうです。

さすが「馳文部科学相」!元プロレスラーだけに足腰の鍛え方が違いますね!

明確な内容については改めて公表するということで、大まかにいうと「授業内容や時間を減らした「ゆとり教育」との決別!」だそうです。

では次の学習指導要領はどのようなものになるのでしょうか?

スバリッ!「アクティブ・ラーニング」 ← これって何だ?

詳しい説明は下の方でやりますが、ざっくり言うと「第3の教育」! ← わからない?

では、詳しく説明していきます。(といっても結構「ざる」ですから)

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ゆとり世代とは?

まずは、まるでヒール(悪役)のように言われている「ゆとり」とは何ぞや?というところを簡単に。

Q1.ゆとり世代の定義は?

A1.正直、よくわかりません。

年代についてはさまざまな意見があるため線引きは不明確です。

しいて言うなら小・中学校の学習指導要領が「ゆとり教育」に改正された2002年度~2010年度までを基準として、1987年~1996年までの9年間に生まれた人を「ゆとり世代」とすることが多いようです。

2016年現在の年齢でいうと29歳~18歳ぐらい。いわゆる新卒の社会人1年生の方たちですね。

ちなみに義務教育の全期間で「ゆとり教育」を受けた人は1995~6年生まれ。「ゆとりの最終形態」と言えます!

Q2.ゆとり世代の特徴は?

A2.ドラクエでいうと「僧侶」

ゆとり世代の代表的な特徴は3つ。
1.攻撃力 5(こんぼう) ・・・積極的性がなく指示がないと動けない。
2.守備力 3(旅人のふく)・・・ストレス耐性が低く怒られると戸惑う。
3.作 戦 「自分を大事に」・・・プライベートが最優先で会社の飲み会などには行かない。

1990年代に起きた「受験戦争」「いじめ」「不登校」「引きこもり」「自殺」などの問題の原因は「学力偏重型の詰め込み教育だ!」と言われ始めたことがきっかけで、社会全体が「じゃあ学習時間減らして経験重視の学習形態にしようや!」という空気になりました。

求めたのは「クリエィティブな発想力・考える力・生きる力を身につけ精神的にもゆとりを持てるような教育」「ゆとり教育」

この教育指導要領の変更が与えた影響を数字で見てみるとこんな感じです。

「PISA」(国際的な学習到達度に関する調査学力)

2000年~2002年の間の結果

計算力 1位 → 6位

読解力 8位 → 14位

「ゆとり教育」がヒール扱いされる理由の1つで「PISAショック」などと呼ばれました。

「そりゃそうでしょ!勉強時間減ってんだから!」と厳しい意見が飛び交うもんだから教育関係者の焦りはすごかったと思います。

以上が「ゆとり世代」の説明です。

新隊員
「カオス」な時代でしたね~。
隊員
新入り!

他人事みたいに言うけど、お前ゆとりじゃねーか!

班長
...お前もだろ。

アクティブ・ラーニングって何?

「ゆとり教育」が社会に与える影響がようやく可視化されてきたことで文部科学省も「やっべっ!ミスった!」と思ったのでしょう。

2011年から改正された教育指導要領をさらに進化させ「脱ゆとり補完計画」を発動しようとしています。

それが今回のお題である「アクティブラーニング」です。

アクティブラーニング(active learning)・・・直訳すると「能動的学習」

能動的とは「自分からやるよ!」ってことです。

今までの「先生に授業を進めてもらって教わったことだけ覚えとけば良いんよ!」という受講スタイルから「お題はコレ!じゃあ自分たちで調べて学ぼうや!」という体験型スタイルに変えるというのが次の教育指導要領の目玉なんです。

具体的に何をするのかというと「グループワーク」とか「討論」的なことが行われる様になります。

体験型スタイルによって「思考を活性化」させることで次のような能力が育まれることを期待しています。

・自分たちで問題を解決する「自発性」

・体験で得た知識を他の分野に生かす「応用力」

・1人ではなく意見を出し合い共同で行う「協調性」

失敗例や批判は?

「アクティブラーニング」には大きな期待を感じられますが、当然ながら問題もあります。

それは「そもそも生徒がやる気なかったら進まんでしょ!」という事です。

 

仕事で考えてみましょう。

1つの案件に対して、まず目標を掲げそれを率いるリーダーが的確なグループ分けや仕事の割り振りをし、方向性を逐次修正することで社員1人1人の責任が明確になる。

これによりモチベーションや団結力が上がって仕事に邁進できる。

ざっくりですが、大体はこのような構図になっていると思います。

これを学校の授業に置き換えた場合に思いつく問題点

1.リーダーは誰がやるのか?

・リーダーが仕事の割り振りや方向性のけん引、要所での意思決定ができなかった場合、その課題自体が進まなくなる。

・リーダーの要領が悪いとグループ内の要領良いやつがしゃしゃり出でリーダーの顔がつぶれる。

2.教員に統制や方向修正できる能力があるか?

・そもそも若年の教員(=被ゆとり教育)に統制する能力があるのか不明確

3.生徒をいかにアクティブにさせるのか?

・子供が、嫌いな人と一緒になった場合にやる気を維持できる可能性は低い

・好きな子ばかりのグループになった場合、マンネリ化により教育自体が作業化してしまう。

などなど他にも多々ありますが、大まかの個人的主観を述べさせてもらいました。

 

そもそも教育とは「基礎固め」であり、「平等」「同水準の成果」を得られるものでなくてはならないと思っています。

※「理解の難しい人の水準に合わせる」ということではありませんよ。理解が難しい人には補習や家でフォローが必要です。

 

「アクティブラーニング」を実施する前提として

・同じ問題を与えたときにどのようにアプローチするのかという土台が無ければそもそも「アクティブラーニング」は成り立たない。

・土台がない子にアプローチの仕方を助言してやれるシステムがないと意味がない。

という点に注意しなければ教育として成り立たないという事です。

 

例えば1つのグループに方程式の問題を与えて「じゃあやってみよう!解き方は自分たちで考えてね♡」と言っても、誰も公式を知らなければ解けません。

仮に答えを出したとしても解き方が間違っていたら意味がないし、そもそも解いてきた過程が無駄にしかなりません。

教育で大事なのは「正しい考え方」「反復練習」です。

いくら「頑張っていた!」と言っても間違ったやり方を身に付けたら意味がありません。

「基礎」というものは「実生活」で「応用を効かせる」ために覚えるものでそれを教育する場が「学校」です。

教育関係者には、このことを念頭に置いて「理想的な教育環境」に向かうため「現実的なアプローチ」を考えてもらいたいと思います。

「理想」を実現するにはそれだけの「人材育成」が必要です。

まずは「教員の識能向上」ができて初めて「アクティブラーニング」が成り立つという事を肝に銘じてもらいたいと思います。

以上は個人的な意見でした。(長々とすいません。つい熱が入ってしまいました。)

 

客観的な意見や失敗例については、こんなものがあります。

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2011年以降の教育指導要領改定のため、国が教育関係機関(大学や研究所)を使って試験的に行った「アクティブラーニング」の事例集です。

2014年11月に「アクティブラーニング失敗事例ハンドブック」としてまとめられており、様々な事例から得られた教訓などをまとめています。

文部科学省は陰でしっかり仕事してるんですね!

ただし、これは「大学生を対象にアクティブラーニングでの教育をした場合」の事例となっているため、小・中学校の場合は内容を精査して落とし込む必要があると思います。

失敗例にはこのようなものがります

1.商品を企業とコラボして開発するゼミでは、ゼミ生の中に直接携わる人とそうでない人ができてしまう。ゼミ長が、リーダシップを取って、できる限りみんなに新しい商品を創作するための提案をしてほしいと呼び掛けてはいたが、この商品開発への貢献度に濃淡が 出てしまう傾向にあった。

2.企業と連携したプロジェクト活動や講義内のグループ活動では、 各学生がグループワークに積極的に参加し、協力しながら課題解決 策を検討することが望まれる。しかしながら、いくつかのグループでは先導するリーダーがおらず、グループワークが成り立たな い場合があった。特に、講義内で与えられた課題に取り組む形のグループワークでは、クラス内のいくつかのグループで顕著であった。 その時の教員の対応が不適切な場合があった。

3.学生にグループ学習をさせようとしたとき、グループメンバー同士が意見の折り合いが悪くなり、グループの雰囲気が悪くなり、本来すべきグループ作業が進まなくなる。

4.グループ学習のとき、各回の授業が同じ流れになる、つまり同じパターンで「グループ学習の組立て」をして進めると、そのパターンを学生が学習してしまい、同じ学習方法なのに新鮮さを失ってしまい、学生の取組意欲に負の影響を及ぼすことがある。

引用:アクティブラーニング失敗事例ハンドブック(一部抜粋)

まとめ

今回の「アクティブラーニング」については、与党内から「ゆとりへの逆戻り」との批判が出ています。

「児童・生徒が議論を通じて答えを探求する学習形態」というところが「ゆとり教育」に似ていると思われるからでしょう。

これに対し、馳文部科学大臣は「教育の強靱(きょうじん)化に向けて」行うものであり、「アクティブラーニング」については「質の高い理解を図るための学習過程」として採用するものなので、「学習内容の削減を行うことはしない」「『ゆとり教育』か『詰め込み教育』かといった二項対立的な議論には戻らない」という見解を示しました。

「アクティブラーニング」はとても良い教育法だとは思いますが、先ほども熱く語った通り教育に必要なのは「教育できる人材」です。

「良い人材」が「良い教材」を使って教育すれば、間違いなく人間として大きく育ちます。

将来、日本を担っていく子供たちへの「プレゼント」として良い教育環境を作り上げてもらいたいと思います。

隊員
班長が「先生」だったらみんな逃げ出すッスね!
班長
ん?まだまだ俺の「愛情」がわかってないようだな?

特別に「補習」をしてやろう!

新隊員
先輩~!

「口は禍の元」って学校で習ってないんですね~!

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