2017年4月から放送される第96作となるNHK朝の連続テレビ小説が「ひよっこ」に決定。
主演は有村架純さんが務めることになりました。
その他のキャストについては発表されていません。
脚本は岡田惠和さんで「ちゅらさん」「おひさま」に続く3作目の作品となります。
最近の朝ドラのモチーフは実在の人が多かったのですが今回は完全オリジナル作品です。
今回の舞台設定は東京オリンピックの開催が迫る1964年。
高度成長期の日本を舞台に集団就職で上京した「金の卵」のヒロイン達が、人と繋がり人に支えられ自らの殻を破って成長していく波乱万丈青春記だそうです。
東京オリンピックと言えば第2回目が2020年に開催されることが決定しています。
今回のNHK朝の連続ドラマ小説は2020年東京オリンピックの応援も兼ねていると思われます。
当時の日本の状況と、東京オリンピックが日本に与えた影響を振り返って現代の日本にも同じ活力を与えたいという願いがあると思います。
そんな当時の時代背景や気になる舞台設定について調べてみました。
「ひよっこ」のあらすじと意味は?
2017年度前期のNHK朝の連続テレビ小説は「ひよっこ」に決定しました。
【あらすじは?】
時代は東京オリンピックが間近に迫った1964年。
主人公であるヒロイン・谷田部みね子(17歳)は茨城県北西部の生まれ。
農家の7人家族で5人兄弟の2番目(長女)で性格はおっとり・のんびり。
将来は畑仕事を手伝い、いずれはお嫁さんになろうと思っていた平凡な少女。
父は秀才である兄の大学の学費を稼ぐため東京に出稼ぎに。
ところが高校3年のお正月、東京に出稼ぎに行った父が帰って来ず行方不明に。
父を捜すために2人の幼なじみと上京することを決意。
「集団就職」により東京へ上京した3人は町工場で町工場に就職。
想像をはるかに超えた東京での生活と、低賃金に長時間労働という厳しい就労環境で日々くじけそうになるが、各地から集まってきた仲間たちや寮母さんたちに支えられ頑張っていた。
しかし、東京オリンピックが終わると仕事は激減。
不況のあおりを受けた工場は閉鎖となりみね子たちは職を失った。
地方から出てきて身寄りのないみね子たちは、かつて父が出稼ぎから帰省した時に話していた「うまい洋食屋」に行きつき雇ってもらうことに。
店の女将や料理長・コックたちは、人使いは荒いが情にもろい下町の江戸っ子のような人たちで、次第に家族のような存在に。
この洋食屋での生活の中で、みね子はさまざまな出会いと別れを経験しながら試練を乗り越え見知らぬ町だった東京にしっかりと根を張っていく。
そして気になる父の行方は?
このようなストーリー展開となっています。
【「ひよっこ」の意味は?】
当時は東京での働き手が足らず、田舎からの東京へ出稼ぎのためまとまって上京することを「集団就職」と言いました。
この「集団就職」で上京してきたを子供たちは将来に夢を持った「金の卵」と呼ばれていました。
いろんな可能性を秘めた「金の卵」達が、大都会・東京で自分の殻をひとつひとつ破って成長する姿が「ひよっこ」のテーマになっています。
絆・友情・愛情・恋・出会いと別れなどを自身の力に変え、みね子が大空へと羽ばたく様を描いたのが「ひよっこ」です。
集団就職~高度成長期とは?
【集団就職とは?】
戦後の日本は大量生産の時代となり、工場などで大量の働き手が必要な時代となりました。
地方では各家庭の生計が厳しく進学が難しかったため、中卒者を賃金の高い都市部へ出稼ぎに出し経済的に自立をさせようという考えが出始めました。
この働き手の「需要」と地方からの出稼ぎの「供給」がマッチして都市部へ数十万人が出稼ぎに出たことを「集団就職」と呼びました。
特に東京では工場街・商店街のある足立区・葛飾区・大田区・墨田区・新宿区・江東区などに出稼ぎ者が多かったようです。
この「集団就職」により出稼ぎに出た中卒者の事は「金の卵」と呼ばれていました。
1964年には「金の卵」は流行語になっています。
【高度経済成長とは?】
経済がある条件を満たすことで飛躍的に成長を遂げる時期。
日本では1954年12月~1973年11月の間が高度成長期と呼ばれています。
区分でいうと
高度成長第一期(1954年12月~1961年12月)
高度成長転型期(転換期)(1962年1月~1965年10月)
高度成長第二期(輸出・財政主導型)(1965年11月~1973年11月)
の3段階を経ています。
この間、
1964年 東京オリンピック
1970年 大阪万博
があり、「特需」により好景気となり経済が潤い「東海道新幹線」や「東名高速道路」といった大型インフラ整備も行われました。
また、戦後、焼け野原で何もないところから世界第2位の経済大国まで上り詰めたというのは世界的に見ても例が無く、第二次大戦終戦直後の復興から続く一連の経済成長は「東洋の奇跡」と呼ばれています。
いわゆる年配の方が声をそろえて「あの頃は良かった」と言う時代の事です。
この時代の代名詞と言えば「三種の神器」と呼ばれる家電製品で「テレビ・洗濯機・冷蔵庫」の3種類が家庭に普及していった時代です。
一気に近代化が進み、生活が豊かになって日本が戦後の再生を果たした時代なんですね。
まとめ
「ひよっこ」は高度経済成長期の日本を生き抜いた「金の卵」の波乱万丈記。
2020年に東京オリンピックを控え、日本がまたあの頃のような輝きを取り戻せたらいいなという思いが込められている作品だと言えます。
今の不況を吹っ飛ばす力強いヒロイン・みね子の活躍に期待したいと思います。

















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