4月11日に気象庁が2016年の気性状況について「初夏にはエルニーニョ現象が終息し夏の間にラニーニャ現象が発生する可能性がある」と発表しました。
簡単に言うと今年は「猛暑」と「厳冬」になるという事ですね。
感覚的には過ごしにくい年になりそうです。
ここで、「ラニーニャ現象」と「エルニーニョ現象」の違いについて気になるところを調べてみました。
ラニーニャとエルニーニョの違いは?
【それぞれの違い】
ラニーニャ現象とは「ペルー沖の太平洋の海面水温が平年より低い状態が続く現象」と言われていますが、なぜ起きるのかという詳しい原因は完全に解明されてはいません。
一般的に太平洋の熱帯域(ペルー沖の太平洋)では貿易風と呼ばれる東風が常に吹いていて、海面付近の暖水が南米からインドネシア側に流れます。
○ラニーニャ現象発生時
東風が強くなり西側に暖水がより多く集まることで東側との海水温差が大きくなるため、インドネシア近海では積乱雲が盛んに発生するようになります。

○エルニーニョ現象発生時
東風が弱くなり西側の暖水が東側に広がるため、南米寄りで積乱雲が盛んに発生するようになります。
簡単に言うと、「南米からインドネシアに吹く風が何らかの影響で強くなったり弱くなったりすることで、太平洋(ペルー沖)上の積乱雲の発生位置が変わり日本の気候に影響を与える。」という事です。
全ては風まかせなんですね。
ちなみに日本は、米とインドネシアの間にあるので影響をモロに受けます。
風が起きる原因は潮の流れだったり海水面の温度差であったりと世界中のいろんな地域で発生しているので、そこをより正確にシミュレーションできるようになれば天気予報の精度も格段に上がることでしょう。
【それぞれの期間】
それぞれの現象の期間としては、エルニーニョが比較的短期間で終息することが多いのに比べるとラニーニャはやや長期間になると言われています。
現在のエルニーニョは2014年から続いているそうなので約2年。通常のエルニーニョに比べると長い気がします。
という事は次に来るラニーニャは2年以上続くかも知れません。
ただ、先ほども書いたようにラニーニャは海水温が低くなる時に発生する現象なので、温暖化などの影響で期間は短くなることも考えられます。
短いエルニーニョと長いラニーニャの期間が入れ替わる可能性もありますね。
どのような影響がある?
一般的にエルニーニョは「冷夏暖冬」、ラニーニャは「猛暑厳冬」になると言われています。
最近では2010年夏~2011年春までがラニーニャで、この時期は全世界的に「猛暑厳冬」で夏は40度を超え、冬は記録的豪雪などがありました。
とは言っても、必ずそうなるというわけではなく「そうなりやすい」くらいに考えて間違いないものなので、夏場と言ってもエルニーニョでも暑くなる時は暑くなるしラニーニャでも寒くなるときは寒くなるというくらいの感覚でいいと言えます。
なんせ自然現象は何が起こるか誰にもわかりませんから。
2015年冬は暖冬のはずが厳冬になり沖縄で雪が降ったように!
まとめ
今年の傾向は「猛暑厳冬」になりやすいようなので、エアコンの清掃やすだれなど避暑の事前準備をしっかりやって体調を崩さないようにしたいですね。
日本は四季のある数少ない国なのでそれぞれの季節との付き合い方を身に付けていきましょう。
<追記>
6月10日にエルニーニョ現象の終息が確認されました。
今回のエルニーニョ現象は8季節に及び、1949年以降に観測された15回の現象のうちで最長となりました。





















この記事へのコメントはありません。