人食いアメーバ「フォーラーネグレリア」が日本の川や温泉に!予防方法は?ストロベリーナイトで注目!

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2016年6月19日 アメリカのノースカロライナ州で18歳の女性が「原発性アメーバ性脳髄膜炎」というアメーバによる感染症で亡くなったというニュースが報じられました。

この女性は訪れた旅行先でラフティングボートでの急流下りを楽しんでいる時ボートがひっくり返り転覆して川に浸かったそうです。

その3日後、自宅に帰宅してから体調不良を訴え病院に搬送されましたが処置も間に合わず亡くなりました。

原因は水中に生息するアメーバ「フォーラーネグレリア」による脳内感染でした。

このアメーバとはどのようなものなのでしょうか?

日本にも生息しているのでしょうか?

アメーバ「フォーラーネグレリア」について気になるところを調べてみました。

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「フォーラーネグレリア」とは?

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「フォーラーネグレリア」とは、学名は「ネグレリア・フォーレリ(Naegleria fowleri)」呼ばれ土の中25~35度程度の淡水に生息するアメーバです。

川・池・湖・温泉・プールなど至る所に生息し人体に入ると「原発性アメーバ性脳髄膜炎(PAM)」という感染症を引き起こすことがわかっています。

「フォーラーネグレリア」の感染経路は鼻から侵入し脳へ寄生するというもので、侵入した際に脳を溶かすため脳髄膜炎という炎症が起こり中枢神経系が破壊されます。

症状としては「嗅覚や味覚の変化」「吐き気」「嘔吐」「発熱」「頭痛」「昏睡」などを発症し10日ほどで死に至ります

病理解剖すると脳が溶かされていることから「人食いアメーバ」「殺人アメーバ」などと呼ばれています。

 

「フォーラーネグレリア」は、理由は不明ですが特定の人間にしか感染しないと言われています。

さらに感染すること自体がレアケースで、1965年に発見されて以来約200件程度の感染例しかありません。

ただ、感染すると致死率は95%を超えるそうで、これまでに感染して助かった方は8人しかいないんです。

日本にも生息してる?

世界ではアメリカ・オーストラリア・ニュージーランドなどで感染例が報告されていますが、実は日本でも過去に1件だけ感染により死亡した例があるんです。

1996年11月に佐賀県鳥栖市に住む25歳の女性への感染が確認されています。

最初は発熱・頭痛・嘔吐の症状だったのでインフルエンザと診断されていましたが、症状が進行し昏睡状態となったため久留米大学病院救命救急センターに緊急搬送。

救急医は「細菌性髄膜炎」と診断し処置を行いましたが改善されなかったため、感染症検査をしたところ脳髄液中に「フォーラーネグレリア」を発見。

「原発性アメーバ性髄膜脳炎」と断定しましたが女性はすでに脳死状態となっていたため死亡を確認。

病理解剖で脳が溶けていたことがわかったそうです。

症状が発症してから9日で亡くなる結果となりました。

周囲の人に聞いても近々に水源に入ったという証言はなかったようで、この女性の感染源については不明だそうです。

 

また、2002年に実施された日本の温泉やスーパー銭湯を対象にした水質検査によると、200か所以上の施設の内60%以上で「原発性アメーバ」が確認され、その内の10%が「フォーラーネグレリア」だったそうです。

200件中12件は「フォーラーネグレリア」へ感染する危険性があるという事ですね。

すごく身近なところに潜んでいる脅威と言えます。

ちなみに日本の水道水は消毒されているため問題ないそうなのでご心配なく。

予防方法は?

予防方法としては水に入る際は「顔を浸けない」ことが重要だそうです。

「フォーラーネグレリア」の人体への感染ルートは「鼻」しかありません。

口から入った水を飲んでも感染はしないそうです。

なので、とにかく鼻から水が侵入しないようにすれば良いんですね。

鼻クリップとかはめちゃくちゃ効果的なんだとか。

「ストロベリーナイト」に登場

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誉田哲也(ほんだ てつや)さんの小説「ストロベリーナイト」に「フォーラーネグレリア」に感染し「原発性アメーバ性脳髄膜炎」によって亡くなった死体が発見されるという設定が出てきます。

この他の作品で「フォーラーネグレリア」が出ているというのは聞いたことがありません。

誉田哲也さんは日本での感染例について何か気になるところがあったのかも知れませんね。

まとめ

今回は人食いアメーバ「フォーラーネグレリア」について調べてみました。

・25~35度の淡水を好み至る所に生息している

・鼻から侵入し脳に寄生して脳を溶かす

・日本での感染例も確認されている

・鼻クリップなどで感染を予防できる

 

近年、日本でも気温も高くなり水温も上昇しているため「フォーラーネグレリア」にとって繁殖しやすい環境になっていると言えます。

今後は感染者が発生する恐れもありますので、水辺で活動する際は必要以上に顔を水に浸けないという事を頭に入れておいた方が良いかも知れません。

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