5月28日に北海道七飯(ななえ)町の林道で行方不明になっていた小学2年生「田野岡大和(たのおか やまと)」くんが6月3日に発見・保護されました。
消息不明から「7日間」も過ぎていましたが、発見されたときは特に衰弱もなく受け答えもしっかりと出来ていたそうです。
生存ラインと言われる3日を超えても、元気な姿でいた大和君に対し、巷では「スペックが高すぎ!すごい!」と話題になっています。
今回は、大和君がどのようにして7日間も生き延びることが出来たのか?発見された廠舎とはどのようなものか?について調べてみました。
経緯まとめ
今回の行方不明から発見に至るまでの経緯をざっくりとまとめてみます。
行方不明になったのは5月28日夜、父親に「しつけ」のため車から降ろされて放置された数分の間に忽然と姿を消したため、当初は崖から落ちたのではないか?クマに襲われたんじゃないかなどの事故説が有力視されていましたが、途中、父親の発言の不審さなどから事故ではなくて事件ではないか?という見方もされ始め、様々な憶測が飛び交うようになっていました。
6月1日、自衛隊に災害派遣要請がかかり、200名規模での「ローラー作戦」による捜索を行いましたが消息どころか手がかりさえ見つからない状況。
生存ラインと言われる3日を超えても捜索は続けられましたが状況は変わらず。
捜索規模の縮小が決心され生存は絶望的かと思われていたところ、6月3日午前7時50分に自衛隊駒ケ岳演習場内にある廠舎(しょうしゃ)内に居るところを自衛隊員に発見されました。
大和君のスペックがすごい!
行方不明になってから発見されるまでの6日間の行動を推測していくうちに「大和君のスペックが高すぎる!」ということが話題になっています。
やまと君(7歳)のスペック
・たった5分~で親父を煙に巻き姿を隠す
・5日間のうち3日間は大雨&雷雨
・気温7度のなか5日間もTシャツ一丁で駒ケ岳山麓を横断
・警察消防自衛隊の捜索をもかいくぐる
・峠すら越し真逆の自衛隊駐屯地に出現https://t.co/oleEDa7i2K— みーな@衣笠の毒舌な妹 (@373vx) June 3, 2016
とにかく田野岡大和君のスペックが凄過ぎ。
5分で父親を巻き、軽装で悪天をしのぎ、警察犬の探知を撹乱、一週間水のみ、しかも本来立入禁止の陸自演習場に進入。
こいつは、アメリカの士官学校に入れ一から躾を含め叩きあげれば凄い有望な戦士になれる。— エターナル・ミラクル8号@W&G (@tenkiradar) June 3, 2016
やまと君(7歳)のスペック
・たった5分~10分で親父を煙に巻き、姿を隠す
・サバイバル5日間のうち、3日間は大雨&雷雨
・気温7度のなか5日間もTシャツ一丁で駒ケ岳山麓を横断
・その間、警察、消防、自衛隊の捜索をもかいくぐるhttps://t.co/3iNNad6IOY— シバッキー♡毎日が日常 (@umiusi45) June 3, 2016
行方不明になっていた北斗市追分4の小学2年、田野岡大和くん(7)のスペックやばくね?自衛隊のレンジャー部隊かな pic.twitter.com/htwius6XKP
— 長良川隆太@千葉 (@imas40298) June 3, 2016
今回の条件まとめ
・行動開始は夜間
・地図なし
・演習場廠舎までの距離は行方不明になった地点から南西に直線で約6キロ、道なりで約10キロ。(大人の足で約2時間30分くらいかかる)
・Tシャツなど薄着の装備(気温は1ケタ・大雨あり)
・食料・水などは全く持っていなかった
この状況で6日間生存しろと言われたら、大の大人でも非情に厳しい条件です。
今回は、たまたまか知っていたのかはわかりませんが、自衛隊の演習場廠舎にたどり着くことができ、水と雨風をしのげる環境にあったことで生存できたと言えます。並々ならぬ「強運」の持ち主ですね。
発見した自衛隊員(掛川勇一陸曹長)は雨宿りのため、たまたま廠舎を訪れたそうです。
廠舎のドアを開けたところに大和くんが立っていたそうで大変驚いたに違いないでしょう。
演習場廠舎の設備は?
大和君が潜り込んだ演習場廠舎とは、自衛官が演習で宿泊をする際に利用される設備です。
中央に通路があり左右に隊員が寝るためのスペースがあるだけというとてもシンプルな作りになっています。
6日ぶりに保護された田野岡大和君、雨をしのいだのは自衛隊のこの宿泊施設でした。 https://t.co/yaL6FLV2oI pic.twitter.com/KEt5iGjHz2
— 朝日新聞デジタル編集部 (@asahicom) June 3, 2016
駒ケ岳演習場廠舎は北海道という事で積雪があるためドーム状に作られていますが、演習場によって外観はそれぞれです。
寒冷地なので防寒使用の作りになっていると思われますので、廠舎内は比較的暖かいと言えます。
暖房はストーブが常設されています。
燃料(灯油)は使用した部隊が満タンにして帰るため入っていますが、ライターなどの着火具は火気管理の点で置かれていません。
マットレスは廠舎に常時保管されているもので、各部隊が使いまわして利用しています。
マットレスの衛生状態は...ご想像の通りです。
直接この上で寝る隊員はほぼいないでしょう。持参した寝具をマットレスの上に敷いて寝ています。
廠舎周辺には洗面所やトイレが併設されているので水道は常時利用することができます。
まとめ
大和君は発見された後、病院で手当てを受けました。
命に別条はなく、軽い脱水症状、低栄養状態であるので数日間入院するようです。
今回の件は「間違ったしつけのやり方」が事の発端であったため「虐待」だとか「事件の臭いがする」など様々な憶測が飛び交いましたが、結果として無事発見され、事件の可能性は低くなったと思われます。
憶測からブログなどでさんざん非難を続けてきた方々もいますが、経緯を見極めて発信しないとその発言自体も「いじめ」と変わらない誹謗中傷につながるものだと思います。
ネットも含めた社会全体の「しつけ」も見直さなければならない問題だなと感じました。
自衛隊の行方不明者捜索のための災害派遣についてはこちらでまとめています。






















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